東京工業大学

Tokyo Institute of Technology

募集終了

TdX講演会#03「チームとニコニコ学会βづくり」

1.5時間

日時: 2016年6月17日(金) 18:30~20:00
場所: 東京工業大学 大岡山キャンパス 西9号館 W933

あの「ニコニコ学会β」はどのように作られたのか?
ニコニコ学会βとは、ユーザー参加型研究の世界を作るために2011年に開始され、2015年12月の「第9回ニコニコ学会βシンポジウム」で「散開」という形で幕を閉じた伝説的な"学会"です。

今回は、そのニコニコ学会βの実行委員長である江渡浩一郎さんと、『ニコニコ学会βのつくりかた』(フィルムアート社)の共著者でありニコニコ学会β運営委員長であるくとのさん、これまでニコニコ学会βの運営に大きく関わられてきた湯村翼さんをゲストにお迎えして、「ニコニコ学会βのつくりかた」についてご講演いただきます。

■講演者

江渡 浩一郎(えと こういちろう)

国立研究開発法人産業技術総合研究所主任研究員/ニコニコ学会β実行委員長/メディアアーティスト。1997年、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。在学中よりメディアアーティストとしてネットワークを使ったアート作品を発表する。1996年、sensoriumプロジェクトにてWebブラウジングの軌跡を地図上でリアルタイムに可視化する「WebHopper」を発表。1997年、アルス・エレクトロニカ賞グランプリを受賞(sensoriumチームとして)。1998年、Canon ARTLABとの共同制作として「SoundCreatures」を発表。1999年、「SoundCreatures」はアルス・エレクトロニカ賞Honorary Mention賞を受賞。2001年、ボールの流れでインターネットの仕組みを再現する「インターネット物理モデル」の制作に参加。日本科学未来館の常設展示となる。2004年、メーリングリストとWikiを統合したコラボレーションシステム「qwikWeb」を公開。2005年、仮想生物の創作・共有環境「Modulobe」を発表。2010年、東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了。博士(情報理工学)。2011年、ニコニコ学会βを立ち上げる。ニコニコ学会βは、2012年にグッドデザイン賞、2013年にアルス・エレクトロニカ賞を受賞するなど高い評価を受ける。産総研では「利用者参画によるサービスの構築・運用」をテーマに研究を続ける。主な著書に『進化するアカデミア』(イースト・プレス)、『ニコニコ学会βを研究してみた』(河出書房)、『パターン、Wiki、XP』(技術評論社)。情報処理学会、日本ソフトウェア科学会、各会員。

 

湯村 翼(ゆむら つばさ)
国立研究開発法人情報通信研究機構研究員/おうちハック同好会幹事。北海道大学、東京大学大学院、JAXA宇宙科学研究所にて宇宙プラズマの研究に従事した後、東芝でホームネットワーク、KoozytでARや位置情報に関する研究開発を行う。2013年フリーランスエンジニアとして独立。2015年より現職。SpaceApp Tokyo(宇宙ハッカソン)事務局長や、最新ガジェットを使ったり使わなかったりしておうちを便利にする人達の集まり「おうちハック同好会」の幹事を務め、有志のコミュニティ活動の運営に携わる。ニコニコ学会βでは、第1回にスポンサー枠で参加して以降、第2回でポスター発表、第5回に研究してみたマッドネス登壇、第6回では研究してみたマッドネス座長、第7回では野生の宇宙研究セッションで座長を務め、参加者、登壇者、運営委員として携わる。

 

くとの
電子工作や自作真空管アンプにいそしんだ小学生の頃、将来の夢はリニアモーターカーの研究開発。人間が生きる根源を問いたくて哲学・宗教学の道に進路変更するも、大学生時代は文系学部から知能ロボットコンテストに3年間参戦。その後は宗教思想の文献研究を続けたが、ひょんなことでLED5,000個使用の初音ミク電飾ウェディングドレスをチームで制作することになり、研究者人生に大きな転機が訪れる。
いま文系学部の危機が叫ばれるなか、実装のない思想/思想のない実装を打破すべく「作る人文学」をかかげ、人文系と理工系の境界領域で活動。抽象的で難解な宗教思想の概念を視覚化・可触化し、誰にも理解しやすい感覚対象として表現するなど、先鋭的な研究を進めている。新しいアカデミアの創出をめざすニコニコ学会βでは運営委員長を務める。
ニコニコ学会βでは第2回研究してみたマッドネスで「初音ミク電飾ウェディングドレスを人文学で作る」を発表。第4回・第6回はポスター発表し第6回は座長。第7回から運営委員長を務め、第8回では「現実をハックする異性装」セッション座長、第9回では「マッドネスマックス~研究はデスロード~」座長。ニコニコ学会βには運営側とプログラム側の両面で関わってきた。
「イノベーションはエッジ(キワ)から」という宗教思想にも普遍的なテーマを体現する目的もあって、「作る」人文学者としては異性装。しかし、本人には男という自覚も女という自覚もない。

■TdXについて

いわゆる「講演会」のような一方向の情報伝達ではなく、一般の方々も含めた参加者同士の交流も可能となるような「場」を作りたい。そのような想いで「TdX(チームでXXXづくり)」という講演会シリーズを開始しました。
「XXX」にはさまざまなものが当てはまります。これからも実際に「チームづくり」と「モノづくり」の両方に携わっている方をお招きして、お話をうかがいたいと考えています。

 

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